抗酸化作用

犬の健康にもセサミン

犬と私たち人間の歴史は古く、日本では約8000年前の遺跡から、人間と共に暮らしていたとみられる犬の(祖先の)化石が見つかっています。
飼い主に忠実に尽くす犬は、ペットとしても根強い人気があります。
単なる愛玩動物としてだけではなく、家族の一員として暮らしている人も多い事でしょう。

愛する家族には、いつまでも元気でいてほしいもの。
犬であっても同じですよね。
しかし犬は人間と同じ言葉を話すことができません。
人間のように「おなかが痛い」とか「胸が苦しい」とか言えません。
しかも、犬はとても我慢強い動物なので、少しぐらい体調が悪くても態度に出しません。
症状が出てから病院に連れて行ったら、かなり病気が進行していた…という話はよく聞きます。

手遅れ…そんなことにならないためにも、日ごろからスキンシップをとって、犬の些細な変化を見逃さないようにしましょう。
具体的には…食欲はあるか、呼吸は正常か、毛並みは悪くなってないか、足をかばうように歩いてないか…などですね。

犬の健康のためには早期発見と予防が何よりも大切です。
犬の1年は人間の5~10年にあたると言われています。
できることは早いうちにやっておきましょう。

最近ではペット用のサプリメントも販売されており、犬用のセサミンやグルコサミンなどがあるようです。
セサミンの主な効能の一つが「抗酸化作用」です。
体内が酸化するのを防ぎ、血管をきれいにしてくれます。
それによって、犬の体は若々しさを保ち、美しい毛並みと健康な皮膚を作ってくれます。

セサミンはビタミンEと一緒に摂取すると抗酸化作用がますます強くなりますが、ごまにはビタミンEも豊富に含まれていますし、セサミンとビタミンEを一緒に摂れるサプリメントもあるようです。
即効性があるわけではないので(人間よりも効果が現れるのが早いというデータもありますが)、続けて毎日与えることが大切です。
セサミン自体は副作用はないようですが、何か病院から薬を処方されているのであれば、念の為獣医師に飲ませても良いか確認しておきましょう。