抗酸化作用

セサミンの抗酸化作用

セサミンとは、ゴマに含まれる「ゴマリグナン」と呼ばれる種類のひとつで、他にはセサモリン、セサミノール、セサモールなどがあります。
その中でもセサミンがいちばん多く含まれているのですが、ゴマリグナン類の全てを合わせてもゴマ全体のわずか1%程度しかありません。
それほど少量なのに持っている抗酸化力はとても強力です。
ごま油が他の油に比べて酸化が少ないのもゴマリグナンの働きによるものと考えられており、
これがセサミンの効果を発見するきっかけにつながりました。

さて、このゴマリグナンの抗酸化作用ですが、活性酸素を取り除く働きのことを言います。
活性酸素は増えすぎると脂質を酸化させ(過酸化脂質)、それが老化やがん、他にも生活習慣病を引き起こす原因となります。
ゴマリグナンは特に、脂質の酸化防止に役立つため、それらの病気予防に効果があるとされています。

活性酸素の多くは肝臓から発生していると言われていますが、抗酸化作用があるとして有名なポリフェノールなどのゴマリグナン以外の成分は
水溶性のものが多くあります。そのため血液中で溶けてしまったり、肝臓に到達する前にも活性酸素と戦うため、肝臓に行きつく頃には充分な力が残っていません。
しかし、ゴマリグナンは脂溶性で胃腸でも分解されないため、しっかり肝臓に届きます。
さらに、肝臓に到達してから抗酸化物質となる特徴があるので、他の抗酸化物質よりも高い効果を発揮することができます。

この強力な抗酸化作用を持つゴマリグナンですが、その約50%はセサミンで構成されています。
しかも、数あるゴマリグナンの中でも、セサミンは特に肝臓内においての抗酸化力に優れていると言われています。加えて、セサミンは女性ホルモンであるエストロゲンと同じような働きをすることもわかっています。
セサミンを摂取し続けることは肝機能を正常に保ち、身体の健康を維持することにつながります。いつまでも若々しく健康な身体でいるために、毎日の生活の中に積極的に取り入れたいですね。
またこちらのセサミンの体験談についても参考にご覧ください。